1日のルート
チェックポイント
◎自転車で40~43番札所を参拝
<個人的に坂がきつかった札所>
- 41番札所 龍光寺は標高189m
- 42番札所 仏木寺は標高197m
- 43番札所 明石寺は標高282m
活動
秋沢ホテル
本日は長距離移動に加えて、雨3日目なので気合を入れて5:00起床。
朝はいつも通りおにぎりとカップ麺でガソリン補給。
そしてこの日はかなりの大雨。途中から雨が降る分にはまだいいのだが、出発時点で雨が降っているとかなりメンタルに来る。
40番札所 観自在寺(標高22m)
7:45 最初の札所へ到着。
雨が凄いので写真もメモも残す余裕がなかったみたい。
参拝を終え自転車を止めていた場所へ戻る。その近くからおばあちゃんが出てきて「屋根に入っていいよ」とのことで、お話ししながら雨宿りをさせていただく。
おばあちゃんは90代、お世辞抜きで70~80代に見える元気なおばあちゃん。そんなおばあちゃんから元気をいただいたので、次の札所へ向かうことにする。
途中、自転車専用のトンネルを通り、改めて「屋根のありがたみ」を知る。このように雨の日や日差しが強い日でなければ、なかなか屋根の有能性に気が付くことができない。
同じように、実際大変な状況になってみないと、わからないことはたくさんある。のだが、いかに普段の状況でもいろいろなことに気が付くことができるか、気を遣うことができるかが重要である。
そのためには「想像力」を強めるしかないと思う。優しさ=想像力
それからまた雨に打たれながら自転車を漕ぎ進み続けるが、さすがにびしょ濡れで寒くなってきたので道の駅に立ち寄る。
道の駅 津島・やすらぎの里
ホットドッグと温かいココアを買って体を労わろうとするのだが、立ち止まっているとドンドン冷えて震えてきた。
これはまずいと思い、併設されている研修棟の屋根があったので屋根だけ貸してもらおうとすると
「正面から中に入っていいですよ。」と言ってもらい、大きなバスタオルを2、3枚貸していただく。
濡れた体を拭き、屋内で椅子に腰かけ研修棟のおばちゃんといろいろお話しをする。
お話を聞くと、おばちゃんの息子さんと僕が同年代で、息子さんが数週前から僕の地元で働いているみたい。
そういうこともあって話がはずみ、更にはたくさんお菓子を持ってきてもらった。
おかげさまでで体も心も温まった(本当に心が温まることってあるんだ!って感じ)。
再び気合を入れて次なる札所を目指す。
41番札所 龍光寺(標高189m)
12:15 札所へ到着。
昨日の滋賀のおいさんとも再会する。
次の札所へは約3.5㎞と、割と近いので少し安心。
42番札所 仏木寺(標高197m)
予報では午後から雨は止むとあって、少しずつ雨も落ち着いてきた。
上はGORE-TEXの雨具を着ていたのだが、下は蒸れると思って半パンのままでいたのでそれが良くなかった。さすがにこれ以上びしょ濡れ状態でいると風邪をひくと思い、着替えることにした。
場所は忘れてしまったがみかんを売る会社の事務所で着替えさせてもらった。本当にありがとうございました。今振り返ると、よくこんなお願いをできたなって思う。それほど追い詰められていたんだろう。
14:14 ポツポツ雨は降っているが、これ以上雨が強まらないことを信じて今日はこのまま進む。
着替えるために大きなリュックを荷台から外した。この泥だらけの荷台に再び荷物を載せる気にはならないので、今日は背負って自転車を漕ぐことにする。
43番札所 明石寺(標高282m)
15:21 ようやく最後の札所へ到着。この水の流れが今朝の大雨の激しさを表している。
濡れた階段、足元には要注意。
いつもの看板見っけ。
本日の予定は終了。一刻も早く宿へ着いて温まろう。
ようやく青空が顔を出してきたな。少し安心する。
やっぱりリュックを荷台に乗せる。10~15㎏あるリュックを背負って自転車を漕ぎ続けるには無理があったみたい。
風邪をひかないためにも、今日は栄養をたくさん取ってぐっすり寝たい。ここ2日、夜はコンビニ飯が続いていたので今日は外食をしよう。
わか宮食堂
17:47 早めの夕食をいただく。
お客さんは僕だけで、食堂のお母さんとゆっくりお話ししながら腹いっぱい食べた。
明日の朝ご飯にどうぞ、って手巻きずしのお接待をいただく。
今日は本当に人に恵まれている。
そういえば、気が付いたら愛媛県に突入していた。このお遍路巡りも、単純計算で折り返し地点なのか。
ときわ旅館
本日の宿は旅館。
部屋は広く、素泊まり代も安い。お風呂は足を伸ばして入ることができ体はポカポカに。
何より旅館の中央部分は吹き抜けで、味のある旅館。
本日は、これまでで1番の大雨により、初めて心が折れかけた。きつい時・辛い時こそ周りの人が助けてくれる。だけど逆に言うと、そのきつさ・辛さが相手に伝わらないとなかなか助けてはもらえない。
きついとき、辛いときは遠慮なく助けを求めるべき。
よっぽどの人以外は、必ず助けてくれるだろうし、そう思えば、自分も困っている誰かを助けようと思う。
もう一つ、本日は初めてお経を省略してしまった。濡れた状態で立ち止まってお経を唱えるのが寒すぎてしんどすぎた。
6日目にも書いたが、やはりもう一度丁寧にお遍路巡りをしたいな。いや、するんだな。
3日間濡れながらの参拝が続いたので、風邪をひかないように
葛根湯、R-1ヨーグルト、フルーツゼリー、ホットレモンを摂取し温かくして寝るのみ。
本日の出費
- 納経代 1200円
- 宿泊代 3600円(クーポン2000円もらう)
- 食費 2791円
合計 7771円
投票して頂けると幸いです、よろしくお願いします。
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