1日のルート
チェックポイント
◎自転車で34~37番札所を参拝
<個人的に坂がきつかった札所>
- 35番札所 清瀧寺は標高137m
- 37番札所 岩本寺は標高219m
活動
ファンキータイム
2:39 やはり熟睡できずに目が覚める。
それから何度も目が覚め時計を見れば4:04になっている。
床の硬さというよりは、個室ではないため電気がつきっぱなしという点が眠りの浅さに関係していると思う。
まあでも漫画喫茶はホテルではないのでそこを求めてはいけないか。代わりに料金は激安だった。
なか卵
とにかく朝からガッツリ食べる習慣がついてきたので、ここは思い切ってなか卯へ。
なか卯の親子丼はなかなか美味い。
「九州にはないから四国で絶対行こう。」と意気込んでいたが、後々福岡にも店舗があることを知る。。。
今日から3日間雨予報。すぐにでも雨が降り出しそうな雲をしている。
当初の予定では、雨の日は無理して進まず宿でゆっくりするはずだった。
だけど、前にも述べたように期間はきっかり2週間となったため、雨でも関係なく進まなければいけない。
それから40分ぐらいで雨が降り始める。この時点で時刻は7:17。先が思いやられる。。。
「今日は雨なのでスリッパに履き替えなければ」と思っていたのをすっかり忘れる。
とりあえず最初の寺まではこのまま進む。
34番札所 種間寺(標高8m)
山門という山門はないのでわかりにくいが多分これ。
既に2回目のお遍路のことを考えているので、納経のことを聞いてみた。
2回目は上からハンコを押すだけみたい。それなら次は納経しなくてもいいかな。
ようやく荷物の整理。リュックは防水なので、とりあえず使わない物は全てリュックの中へ。リュックをくくりつけるのはだいぶ早くなってきたぞ。
途中、雨がかなり強まりびしょ濡れになってしまう。雨の勢いで目も開けづらい状況に。
35番札所 清瀧寺(標高137m)
地面が濡れていると、場所によってはタイヤが滑って空回りしてバランスを崩す。
とにかく雨の中での自転車走行は危険。
ガスをまとった山はかっこいいな。雨でもポジティブに捉えられる所はありそう。
般若心経をスマホで流しながら参拝しているおじさん現れる。色々な人がいるものだ。
昔の建物の1階が丸っとファミマになっている。
雨は降ったり止んだりをくり返えしており、今は止んでいる。雨が止んでいるうちに自転車を飛ばして次の札所へ。
36番札所 青龍寺(標高59m)
前の札所にいたおいちゃんから「早いね、大したもんだ!」と言ってもらった。
と言い聞かせ、何とかこの雨に打ち勝とうとする。
先を急ぐ。
急ぎたいけどご飯は食べておかなければいけない。せっかくなので地元の有名なものを調べる。
高知県須崎市は「鍋焼きラーメン」が有名らしく、「橋本食堂」の評価が高い。橋本食堂へ直行したが、まさかの7組待ち。流石にそこまで時間はないので近くの「豚太郎」へ。
豚太郎
美味い。少しずつ食へのこだわりを磨いていこう。
ご飯の後はどうしても甘いものが食べたくなるので、近くの道の駅へ寄り道。
道の駅 かわうそ市
ミレービスケットは高知のお菓子ということで、豊富な種類が置いてある。
旅中は、コンビニお菓子で済まさずに、地元のものを選ぶ習慣をつけよう。
先ほどのファミマに続いて、見慣れない建物のローソンを発見。
お腹も膨れて眠くなってきたのでエナジードリンクをチャージ。
こういうのってあまり体によくないんだろうけど、ついつい買ってしまう。
ここでまた自転車の荷台のネジが緩んでいることに気がついたので応急処置。
気を取り直して、雨に打たれながらも長い坂道をひたすら漕ぎ続ける。
雨具を着るとどうしても蒸れて汗だくになってしまう。
37番札所 岩本寺(標高219m)
やっとの思いで37番札所へ到着。
「ここで自転車と撮ったらいいよ」と教えてもらったので。
中国からの団体客がたくさんいた。
今となっては「違う国のお寺を回るのも面白そう」と思える様になってきたぞ。
小便が出そうなのを必死に耐えながら参拝すると、どうしてもお経が早口になってしまう。
時刻は15:50、今日の予定していた札所は全て参拝できた。あとは、宿を目指すだけなのだが、ここから約30km進まなければいけない。
あれだけ遠かった「四万十」「宇和島」が少しずつ近くなってきている。
自転車でも山登りでもそうなんだけど、ひたすら前に進んでいればいつか必ずたどり着く。
それを知っている(受け入れている)人間は強い!
でも雨には勝てないなぁ。
今日一番のどしゃ降り。雨だけならまだいいんだけど、風も伴われるとかなりきつい。
高知はひたすら横に長いんだよな。
改めて四国の形状を地図で確認すると、高知の長さと香川の小ささに驚きを隠せない。
そんなこんなで最後の札所を出発して約2時間経過し、ようやく本日のゴールへ到着。
ゲストハウスまぁる
びしょびしょの僕を迎え入れてくれたオーナーは、なんと同郷だった。
同郷ってだけで会話が弾み親近感が湧く。
ここは、じいちゃんばあちゃんの家に遊びにきた様な居心地の良さがある。
それをオーナーに伝えると「よくその様に言ってもらえて嬉しいです。」とのことで、みんな感じるものは同じみたい。
オーナーはこのゲストハウスに加えて、コーヒーの販売をしているみたい。
明日の朝淹れていただけることになったのでとても楽しみだ。
夜はとにかくがっつり食べたいのでコンビニ弁当を頬張る。
オーナーの奥さんから貝と小夏を出していただく。
貝は昔から食わず嫌いだったんだけど、案外あっさりしてた食べやすかった。
小夏は酸っぱすぎず、特に皮に近い部分が美味しかったな。
前にも述べたけど、今回の旅はとにかく修行要素が強めである。
限られた時間の中で自転車を漕ぎ、山道を登り、次の予定を立てながら合間に宿の予約をする。
おかげで1日が濃く充実しているんだけど、あっという間に過ぎ去る感じもする。
不足の事態を楽しむ、それがお遍路。
本日の出費
- 納経代 1200円
- 宿泊代 3000円
- 食費 3733円
- 洗濯代 100円
合計 8033円
投票して頂けると幸いです、よろしくお願いします。
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