【自転車旅/日記】自転車お遍路11日目-石鎚山登山-

目次

1日のルート

チェックポイント

◎本日は参拝なし
◎ロープウェイを利用し、石鎚山登山
◎下山後、四国中央市へ移動

活動

石鎚京屋観光旅館

6:50 起床。

朝から栄養とボリューム満点の料理を頂く。本日は荷物を最小限にして登山をするので、ここでしっかりエネルギーをつけておく。

もともとは、石鎚山下山後に四国中央市の65番札所へ向かう予定だったが、そうすると12時には出発しないといけないことになる。せっかく「西日本最高峰」の石鎚山に登るのだから、時間に焦りたくなかったので本日の参拝は諦めることにした。賢明な判断だと思う。

宿に自転車を置かせてもらい、いざロープウェイへ。

何だかわからないけど、こういうのって撮ってしまう。「とりあえず写真を撮っておくのはやめよう」と思いつつも、写真さえあれば記憶の回想に役立つので、ついつい撮ってしまう。写真撮りすぎ問題に関しては、もう少し自分の考えをまとめなければいけないな。

石鎚山ロープウェイ 下谷駅(標高455m)

石鎚山ロープウェイの情報は下記を参照

そういえばロープウェイを使ってしっかり登山するのは初めてだと思う。

令和5年4月20日~運賃が改定され、大人往復¥2200に。

8:40発 1本目の便で、5~6名の登山者と一緒に登っていく。

雲一つない青空。

石鎚山ロープウェイ 成就駅(標高1300m)

10分も経たずに、標高差約850mを登り切る。

https://www.ishizuchi.com/crimから引用

ここから石鎚山までは、上りの標高差860m距離4.1km、標準タイムで3時間の道のりである。

今日は空気も澄んでおり瓶ヶ森がはっきりと見える。

昔はこんなんところで旅館をしていたのか、、、
(帰りにロープウェイの方に話を聞くと、明日からのロープウェイ点検に伴って旅館の方たちは店を閉めて下に降りているとのこと。つまり、今も普通に営業しているみたい。)

石鎚神社 成就社(1408m)

寺の山門ではなく神社の神門だけど、お遍路巡りの癖で一礼をしてくぐる。

ここで、広島から来られている方とお話をする。僕が自転車お遍路巡りをしていることや、今後日本一周することを話すと、とても興味を持っていただいた。一般的に、「日本一周をやりたい」と思う人はたくさんいるけど、実際に「日本一周をする」人はごくわずかだろう。実際に日本一周するから凄いとかそういう話ではなく、せっかく少数に入るなら何かしら形に残した方がいい。それがこのブログなのだが、他にも何かないかと日々模索中なのである。

石鎚山に近づくにつれて、残雪が露わになってくる。

試しの鎖

石鎚山と言えばこの鎖場。高所恐怖症ではないので特に躊躇なく登り始めたんだけど、

思ったより岩場が凍っており2,3回足元が滑ってヒヤッとした。

前社ヶ森(標高1592m)

なんとか鎖を登りきると、

さらに石鎚山が近くに。

この解放感。久々の登山は気持ちが良すぎて、やっぱり山はたまらんな。景色を堪能し先へ進むと、鎖を使わなくても上に登るルートがあることを知った。今使ったのは「試しの鎖」でこれから「一・二・三の鎖」が残っているのだが、安全面を考慮し今後は鎖を使わないことにする。

こんな山中でお店をしていたとは。

剣山(1627m)

徳島県にある日本百名山の「剣山」とは別物みたい。

雪がどんどん多くなってきた。

夜明峠(標高1651m)

ここでイギリスから来たカップルに出会ったので、毎度の如く、つたない英語で会話を試みる。2人が日本に来たのは2~3週間前で東京観光をしていたみたい。今日は石鎚山に登って、明後日は熊本の阿蘇山に登る予定にしているって。

それにしても外国人の方って、日本語が話せなくても日本に来て観光を楽しんでいる。その中で、お遍路巡りをする方もたくさんいる。一方で、(僕の勝手なイメージだけど)日本人って「それなりに英語が話せるようになってからじゃないと」海外に行くのに抵抗がある人が多い。当然、僕もそのうちの1人なんだけど、このお遍路巡りの出会いのおかげで少しずつ外国人よりの考えができるようになっている気がする。

一旦イギリスのお2人と別れ、先に山頂を目指す。

アイゼンはいらないけど足元に注意しながら進んでいく。帰り道は雪が解けて、ドロドロになってそうだな。

4月でも氷柱が残っているのを見ると、だいぶ標高があるところにいるということを再認識する。

遠くの方に菅笠すげがさを発見。今日はお遍路の格好をした人は僕しかいないけど、これまでたくさんのお遍路さんが登ってきたんだろうな。

石鎚山(標高1972m)

スタートから2時間弱でようやく石鎚山登頂。よくYAMAPで見ていた看板だ。

だだっ広い青空に、黄緑の山肌、それに白い雪がポツポツ見え、とても映える景色が広がっている。最高としか言いようがない。

石鎚神社。

石鎚山から天狗岳を望む。和歌山からの親子は、犬を連れて登ってきていた。犬はこの景色を見て何を感じるんだろう。

本日は快晴で、残雪があるものの風がそこまで強くないので半パンでも寒くなくちょうどいい気温。心の底から「気持ちいい―」って感じ。

石鎚山山頂から天狗岳までの道のりはなかなかスリリングだけど、僕はそういうのが大好きなのでガンガン進む。

天狗岳(標高1982m)

この看板もよくネットで見ていたやつ。石鎚山と天狗岳は看板のイメージが強かったので、実際の周りの景色に感動。

ショルダーバッグを前にして「南無大師遍照金剛」をドンッと見せるべきだったな。

それから石鎚山山頂の方に戻り、秋田から来ていた方とご飯を食べながらたくさん話した。「日本一周で秋田に来たら一緒に山に行こうね」と言っていただいたので、必ず再会したいな。イギリスの方とも連絡先を交換、いつかイギリスに遊びに行けたらいいな。こんな感じで、山での出会いって本当に面白いんだ。

下山は一気に下って旅館まで戻ってきた。

ロープウェイでひと休憩。

14:00 昨日泊まった宿へ戻り、ここから約60㎞先の四国中央市へ移動しなければいけない。

石鎚京屋観光旅館→四国セントラルホテルまでは60.0km (標高差)アップは207m ダウンは616m

登山を終えた後ということもあって、写真を撮る余裕もなくひたすら自転車を漕ぎ続ける。

四国セントラルホテル

17:45 ようやくホテルへ到着。疲れはあったがそこまで大したものではなかった。


予約はこちらから

旅行支援割があったので、この部屋で素泊まり1泊3200円は素晴らしい。ユニットバス付き。

夕食は地域のクーポン券が使えるコンビニとほっかほっか亭へ。昔は家の近くにほっかほっか亭があったけど、最近は全く見なくなったので懐かしくなって購入。腹いっぱい食べて疲れた体を癒す。

今日は改めて「自分は自転車漕ぎも好きだけど、それ以上に山登りが好きだ」ということに気付くことができた。

「好き」の再確認って、自分のことを更に知れたような感覚になり、そうすると自分に自信をもって行動ができる気がする。

お遍路巡りに関してはだいぶ山場は越した。残り3日間で24の札所を回らなければいけないけど、第一に「楽しむ」ことを忘れずに。

本日の出費

  • 納経代 0円
  • 宿泊代 3200円
  • 食費 2355円(1898円は地域クーポン使用)
  • ロープウェイ代 2000円

    合計 7555円
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