1日のルート
チェックポイント
◎自転車で54~64番札所を参拝
◎最短ルートを選択(58⇒57⇒56⇒54⇒55⇒59⇒61⇒62⇒63⇒64⇒60番札所)
◎60番札所 横峰寺は自転車を置き遍路道を歩く
<個人的に坂がきつかった札所>
- 60番札所 横峰寺は標高751m
麓に自転車を置き虎杖いたずりルートで遍路道を登る
徒歩で1時間(標準タイムは2時間10分)。
活動
宿坊 58番札所 仙遊寺(標高261m)

5:50 起床。昨日の疲れからぐっすり眠ることができた。

お遍路巡りを開始して10日目、しっかり朝日を見ることができたのは初めて。
念願の、朝のお勤めが6時からあるので本堂へ向かう。全部で10人弱の参加者がいた。
僕の中での1番の目的は「お坊さんの生の読経を聞いてみたい」というところ。
本当は序盤にお勤めを経験し、各札所での読経の参考にしたかった。だけど、宿坊とその日泊まる場所とのタイミングがなかなか合わなかったのでようやくという感じだった。
読経は割と早く終わり、それからはお坊さんのアフタートークが始まった。
今の政治や世の中のことについて、お坊さんの考えるところを淡々と聞いた。
●人のためにどう生きるか
●物をたくさん持ったところで、結局死ぬときはそれらを持っていけない
特に心に残った言葉。貴重な体験をさせて頂いた。

本堂は「撮影禁止」という寺が多い中、こちらは「本来仏様のお顔は見て欲しいので、しっかり撮って良いよ」というスタイルだった。
それにしても6時~7時の1時間はとても寒かった。僕含め、みんな凍えていたな。

お勤めに参加していた方々と同じ空間で朝食を頂く。
自転車お遍路は僕だけだったので、激励の言葉を頂いた。
そもそも自転車でお遍路をしている人が少ないので、いろんな方から応援されやすい。
お遍路をやろうと考えている人がいたら、とりあえず自転車がおすすめ。応援されるって活力が湧く。
朝食を済ませ、まずはここ仙遊寺の参拝へ。
58番札所 仙遊寺(標高261m)

朝のお勤めで読経したが、時間があったのでもう一度丁寧に読経をした。

ただ、ここからはまたハードな1日が始まる。
57番札所 栄福寺(標高43m)



発心即菩提。お寺が運営しているTwitterがある。
56番札所 泰山寺(標高22m)


隣に神社があるので間違えた。
54番札所 延命寺(標高27m)


さすがに思い出せない。
55番札所 南光坊(標高4m)


四国八十八箇所で唯一「坊」がつくお寺。正式には「光明寺金剛院南光坊」というらしい。
59番札所 国分寺(標高15m)


さすがに覚えていない。
61番札所 香園寺(標高23m)




スリッパに履き替えて室内での参拝。
62番札所 宝寿寺(標高18m)


この辺は札所が固まっており、鮮明に景色を覚えているんだよな。
63番札所 吉祥寺(標高18m)



本堂は工事中みたい。
64番札所 前神寺(標高18m)

8時に参拝をスタートして、13時までひたすらお寺を回っていたのでメモが残っていない。
でも行ったお寺の情景はしっかり残っている。人間の記憶って凄い。

本堂までの道のりがだだっ広い。

実は、300円で納経をしてもらうと、どの札所でも御影(みえい、おすがた)と88記念カードをいただける。
ここでもらったカードには、弘法大師が石鎚山で修行したことが書かれており、実は僕も明日石鎚山へ登る予定なのだ。
なんやかんやで、この旅で1番楽しみにしているのが石鎚山登頂。大師の気持ちを更に味わってみよう。


(自転車の油で指が汚い。)
明日石鎚山に登るために、60番札所(石鎚山ロープウェイの近く)を本日最後の札所にしていたのだ。その60番札所は標高751mあるので、これからは山道が続く。

澄んだ青。一番好きな色。

先ほどまでの景色とは打って変わって、なんか落ち着く。

写真を撮っただけ、寄ってみればよかったな。
ひたすら坂道が続く。
60番札所 横峰寺(標高751m)

14:30 ようやく60番札所への遍路道(虎杖いたずりルート)へ到着。
自転車を置き、ここから横峰寺まで3.6km、標高差700mの山道を登っていく。



遍路道って、登山道よりも整備されていない感じで、景色もあまりいいものではない。まさに修行という感じ。

やっと半分地点。思っていたよりもしんどいぞ。

ちょうど1時間で本堂に到着。(光の反射がすごいけど写真は山門。)
標準タイムは2時間10分らしいので、かなり速く登ることができた。

納経所の方に「虎杖から来ました。」と話すと、

「それはご苦労やったね。」と千鳥饅頭を頂いた。
福岡に3年居たので、懐かしの千鳥饅頭と納経所の方の優しさに疲れも吹き飛んだ。

帰り道。

明日登頂予定の石鎚山を望む。すでにワクワクが止まらない。

行きと同じ遍路道は飽きてしまうので、AirPodsを片耳に装着し音楽を聴きながら下る。
途中、接続が切れ音楽が止まってしまった。充電はあるのにおかしいな。。。
そう思っていると、スマホを所持していないことに気がつく。
途中でスマホを落として、本体とイヤホンの距離が離れたことで接続が切れたとしか考えられない。
足下を見ながらゆっくりと来た道を戻り、30mくらい歩いたところでスマホを発見。
イヤホンをしていなかったらスマホを落としたことに気付くのはいつだったのか。。。
考えただけで恐ろしい。。。
気持ちが引き締まったところで、最後の力を振り絞り本日の宿へ移動。
石鎚京屋観光旅館


ここも、石鎚山に登ろうと決めたときから泊まりたいと思っていたところだ。
理由は、単純にロープウェイの麓にあるということ、それに、石鎚山温泉が有名だということ。


衝撃の事実を知った。
「3週間の旅の予定が、今回2週間になってバタバタだなぁ、、」
とか思っていたけど、バタバタしたおかげで何とか明日石鎚山に登ることができるんだ。





部屋は十分過ぎるくらい広い(この日は、お客さんが僕1人だったので少し怖かった)。
速攻、無料の洗濯機、乾燥機を回し、石鎚山温泉を堪能。1人でまったり贅沢すぎる。


夕食は1人でこのボリューム。


鍋も付いている。
どれもめちゃくちゃ美味しいんだけど、特に山菜の天ぷらは圧巻だった。
ご飯もおかわりし、何とか完食。戻しそうになるまで食べ、その後部屋で1時間は動けなかった。
今日もバタバタハードワークを乗り越え、明日は最高な日になりそうだ。天気も味方してくれるみたい。
本日の出費
- 納経代 3300円
- 宿泊代 8800円(2食付)
- 食費 2013円(210円は地域クーポン使用)
合計 14113円



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