【歩き旅/日記】歩いて沖縄一周7日目 – 国頭村(安波~楚洲) –

2024年4月28日2024年5月8日

1日のルート

チェックポイント

民宿安波 ⇒ アダンビーチ（テント泊）
距離 19.0km
獲得標高 377m
合計歩数 27,224歩

活動

民宿安波

4:20 目が覚める。さすがに毎日早起きだったから体が起床の時間を覚えているみたい。6:00 勝手にテレビが付いて再度目が覚める。

7:30 朝食。素泊まりだけど、お母さんのご厚意でサービスの朝食。大盛りご飯を2杯、腹一杯食べた。

昨夜は雷の音が凄かった。テレビを見ると、今居る国頭村には大雨警報が、那覇市には土砂災害警報が出ている。それでも雨はだいぶ落ち着いていた。

1日、2日間お風呂には入れないことはザラなので、朝もシャワーを浴びた。浴びられるときに浴びるスタイル。外に出しっ放しにしていた靴はびしょびしょになっていたので、時間をかけてドライヤーで乾かす。今日はいつもの半分程度しか歩かなくていいので、雨が止むことを期待し結局12時まで滞在させてもらった。

とりあえず水分補給。

出発から20分足らずで雨。ヤフー雨雲レーダーはあまり当てにならないのかもしれない。昨日ほどの大降りではないの雨具は着ない。

「クイナ251」地点の名称かな？

辺戸岬まで25kmの看板。これまで90km、60kmとかしか目に入ってなかったので、だいぶ現実味を帯びてきた。

今日こそはヤンバルクイナに会いたいな。

ん！！！ハブかと思ってびっくりしたら軍手でした。。。

ヤンバルクイナが車に轢かれないような措置。

ようやく青空が出てきた。

国頭村、南から北にかけて（安波→楚洲→奥）

いつも思うけど、風力発電ってたくましい。

またようやく村に出てきた感。山道→村→山道→村→…というふうに、山を越えて村へ抜けるというのを自分の足で体験できている。

久々の海はいいぞー。

楚洲共同店

閉まっているかな、と思っていたが15時になりちょうどお母さんが店を開けに来た。13時から15時は休憩時間って。全ての共同売店に当てはまるかはわからないが、ここは住民がお金を出し合って作った売店らしい。

食料はまだ残っていたので何を買おうかなー。でもここまでいろいろお話ししてもらったから手ぶらで出るのも気が引けたので、

ビールを購入。個人的にオリオンビールはそこまで合わなかったので、安定のスーパードライ。これをキャンプ場で飲むぞっ。

伊江川

本当はここでテントを張る予定だったのだが、昨夜の大雨で水量が増しているだろうと思いもう少し先のキャンプ場を目指す。実際は、全然大丈夫そうだったのだが念には念を。こういう状況では、管理人が居る所の方が安心できるので今日はそこへ向かおう。

相変わらず車はたまーにしか通らないのだが、歩き続けていると、わナンバーのムーブが速度を落とし停車した。若い兄ちゃん2人が「お兄さん乗りますか？」と声をかけてくれた。「歩いてまわっているので大丈夫です。」と丁寧に断ると、グッドサインを出して去って行った。今回の歩き旅で初めて乗せようかと言われたけど、こうやって声をかけてくれるのはとても嬉しいものだな。そう言ってくれるということは、「僕の姿を見て、気に止めて、手を貸そう」という3ステップを僕のために踏んでくれたということ。この過程を想像すると、本当に優しい人だったんだろうな。お兄さん2人、ありがとう。

アダンビーチ

そんなこんなでほっこりしていたら今日の目的地へ到着。

最高のロケーション。

管理人は見つからず、昨日までキャンプしていたお客さんに声をかけてみた。「たぶん、好きなところにテントを張っていたら管理人さんが寄ってきて1人◯◯円って言われると思うから大丈夫ですよ。」と教えてくれた。

管理人室の上は1日2,000円のコテージみたいな場所。ここでもいいな。

ベンチに座ってひと休憩。

そういえばさっき購入したビールは既にぬるくなっていた。

岩の隙間にビールを差し込んでみたが、波ですぐに流されそうになった。冷やすのは諦めよう。

テントを張っていると管理人のおいちゃんが現れたのでお金を払った。いい眺め。

温水シャワーは7分500円となかなかの値段なので、無料の水シャワーを使用することに。

今日は初めてシャンプー、ボディーソープなしで水を浴びただけだ。一瞬すっきりはするものの、体のべたつきはなかなか取れないみたい。そして意外と水でも寒くなかった。キャンプする人は僕以外に居なかったので、上着を脱いで優雅に過ごしていた17:30。

見るだけで気持ちが良くなる。

いやーこうもビールが美味しそうに見えるとは。

今日はこれでのんびり過ごします。

管理人のおいちゃんたちと話していたら、まあ座りなよ、とご一緒することになった。ここでも沖縄のことをたくさん教えてもらった。「沖縄の海では沖縄人は泳がない。アメリカ軍がビーチパーティーをするようになってそういう文化が入ってきた。マクドナルドの1号店は沖縄。A&Wはエンダーと呼ぶ。」いろいろ教えてもらっているうちに日は暮れ、さすがに上裸では寒くなってきた。最後においちゃんから「ここアダンビーチは何で知った？また本土に戻ったら紹介しといて」って言われた。しっかり紹介しておいたで。

おいちゃんたちとの談笑が終わり歯を磨いていると、沖縄を歩いてまわってるぽい人が現れた。初めて同じ境遇の人と出会えてたくさん話した。29歳で次の仕事が始まるまでの間の期間を使い、5日かけて辺戸岬から喜屋武岬まで歩くみたい。歩くのが好きで北海道や兵庫など、ちょこちょこ歩き旅を行っているらしい。

話が盛り上がっていたがあたりは真っ暗に。もしよかったら、と彼が今日泊まる部屋に入れてもらいそこからさらに話をつづけた。そしてまさかだが彼もブログをやっており、歩き旅の体験をまとめた本を自費出版しているみたい。こういう話は聞いているだけですごくワクワクする。また、本繋がりで、最近読んだ本の話をするとどうやら村上春樹が好きらしい。こんなに早く誰かと村上春樹の作品の話ができる日が来るとは思いもよらなかった。「本を読んで世界が広がる」にはこんな広がり方もあるんだな。読書は良いぞー。

結局21時前までたくさんお話しさせてもらった。僕がこれまでブログをやっていた、そして最近読書にハマっことで会話の引き出しが増え、おかげで初対面の人ともここまで話し続けることができた。こういうのこそが一人旅の醍醐味なんだよな。改めて、いろんなものへのアンテナは常に張っておかなければいけないね。