今年の春は、沖縄本島を歩いて1周する計画を立てている。
これまで、自転車四国一周、バンライフ、登山でのテント泊など、いろいろな形態の旅を行いながら「最低限の荷物で」ということを常に意識してきた。今回は、この1年間の集大成と言っていいかもしれない。
そこで、今回は「徒歩での沖縄本島一周」するのに必要な荷物を紹介する。なかなか沖縄本島を歩いて1周することも無いとは思うが、何かの参考になれば幸いです。
行程
- 期間 ー 14日間
- ルート – 沖縄本島の海沿いを1周+久高島
- 移動 – 徒歩
- 宿 – テント泊と宿泊
- 予算 – 10万円
沖縄本島を歩くことを人に話すと、ほぼ必ず「離島に行った方が面白い」と言われる。でも僕は本島を歩いて1周したい。自分でもなぜかはわからず、これは”衝動”という意外のナニモノでも無いだろう。
「なぜ、山へ行くのか?」という問いに対して優等生的な答えは永久に出ることなく、「衝動」という以外に理由はない。
加藤直之を山へ導く情熱とその本質。より引用
期間は14日間。これも特に根拠はないが、自転車での四国遍路も、車での北海道も、14日間だった。2週間ってのがなんか旅にはちょうど良い気がする。これは完全に感覚の話。
予算は飛行機代含めて10万円(食費42000円(1日3000円)・宿代21000円(1泊3000円))今回は、存分に旅感を味わいたいのと、出費を抑えるために、テント泊⇔宿泊を交互に繰り返す予定。
沖縄本島は約350kmなので、1日約25km歩けば14日後の帰りの飛行機に間に合うはず。
持ち物
冒頭で述べたように(テント泊しながら)沖縄徒歩一周に最低現必要なものをまとめた。ザックを含めた総重量はちょうど8.0kg。
<寝床>
- ザック
- テント
- シュラフ
- マット
- エアーピロー
- ランタン
<歩行>
- トレイルランニングシューズ
- スポーツサンダル
- サングラス
- レインウェア
- ヘッドライト
<その他>
- 衣類
- 日用品
- ガジェット
- 本
ザック
モンベルのグラナイトパック40Lを使用。もう廃盤。長距離歩行時のザックは腰ベルト必須。
次ザックを新調するならHyperlite Mountain GearのULザックが欲しい。
テント
登山のテント泊用に購入したもの。1人用だとテント内はどうしても窮屈になってしまうので、2人用と比較してみてたところ…値段(4000円程)、重量(300g程)ともにそこまで大差はなかったため、2人用を使っている。大は小を兼ねる。
シュラフ
登山のテント泊用に、ひたすら調べて購入したもの。3シーズン対応のものなら「モンベル シームレスダウンハガー800 #3」を購入すれば間違いない。
マット
以前は小さく折りたためるエアータイプのマットを使用していたが、いつの間にかどこかが破れて空気が抜けるようになってしまった。そこで、今回はクローズドセルのマットを使用してみる。
エアーピロー
個人的に、正直エアーピローはあまり寝心地が良くはないが、小さく収納できるのでとりあえず持って行ってみる。今回の旅で、いろんなものを枕代わりに使ってみて、自分に合ったものを見つけたい。
ランタン
ソーラー充電ができるランタン。これは重宝している。
トレイルランニングシューズ
足幅が広い人にはローンピークが間違いない。
スポーツサンダル
雨の日も歩き続けなければいけないことを全く考えておらず、急遽の購入品。さすがに靴も靴下も濡れながら歩くのは不快なので、雨の日は裸足にサンダルスタイルとする。
サングラス
カンカン照りの日って、とサングラスがないと意外に目が疲れる。サングラスを付けるようになってわかったこと。
レインウェア
多少値は張るが、雨具はしっかりゴアテックス製のものに限る。
ヘッドライト
だいぶ日が長くなった春、とはいえ外を歩くには必需品。
衣類
- ベースレイヤー(メリノウールの半袖)1枚
- ミッドレイヤー(長袖)1枚
- アウターレイヤー(長袖のウィンドジャケット)1枚
- ショートパンツ1枚
- ロングパンツ1枚
- ソックス2足
- 2重に履く5本指ソックス2足
- 寝巻用の半袖1枚
- ショーツ3枚
- 手ぬぐい1枚
去年の四国遍路では毎日服を手洗いしていたことに加え、テント泊登山の際は服なんて洗わずに着続けている経験から、今回は本当に最低限の衣類とした。たぶん大丈夫。
去年の四国遍路で気付いたこと。吸水性、速乾性、軽量性、収納性、どれをとっても手ぬぐいが最強。手ぬぐい1枚あればタオルなんて持ち歩かなくて十分。
日用品
- インセクトポイズンリムーバー
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 爪切り
- ピンセット
- 常備薬
- スキンケア
- ヘアケア
- ボディシート
- 洗剤
- 洗濯ネット
- 耳栓
- マッチ
- 乾電池
普段、登山時のファーストエイドキットに入れている「インセクトポイズンリムーバー」。何といっても、沖縄にはハブがいるみたいなので救急用に持参。
この1年間、Loopの耳栓を使い続けてきた。今後も使い続ける。
ガジェット
- カメラ
- 充電器
- ケーブル
- モバイルバッテリー
- ワイヤレスイヤホン
充電のペースが2日に1回もバッテリーが持つように、モバイルバッテリーは2つ持っていく。カメラに関しては、バッテリーが切れて写真を撮れない、という状況に陥りたくないのでバッテリーを追加で購入した。
本
本は邪魔な気はするけど、せっかく小説を読むことにハマったので1冊だけ持っていくこととする。沖縄のビーチでのんびり読む時間があれば幸せだろうな。誰しもがタイトルを知っている普及の名作は絶対面白いと思い、「吾輩は猫である」を購入した。
追記で、持っていくべきだったもの!
実際に歩いて沖縄一周をやってみて、「これは持っていくべきだった」というものを追記しておく。
日焼け止め
沖縄の陽射しは強い、という言葉はあながち間違っていない。4月の前半でさえ物凄い陽射しと、暑さが続いた。どういうことか、日焼け止めのことは全く頭になかったみたいで、最初の2日間でだいぶ焼けて無駄にエネルギーを奪われた。日焼け止めは必須。
全身洗浄料
テント泊が基本だったのでお風呂には入れないことは覚悟をしていたのだが、ビーチに行けば無料、有料どちらかのシャワーが使える施設が多いことがわかった。前述したように4月前半でも沖縄の日射しは強くかなり汗をかく。ただ水で洗い流してもなかなか体のべたつきは取れないものだ。後半からはポケットサイズの前身洗浄料を購入して、ビーチのシャワーで使用していた。ちなみに無料の水シャワーでも風邪を引くことはなかった。テント生活をするなら是非持っておきたい一品だ。
まとめ
今回は、沖縄徒歩一周に最低現必要なものをまとめた。食料は現地で調達できるとはいえ、思っていた以上に装備の軽量化を図ることができた。旅中の計画はガチガチにせずにゆるく楽しむつもりだが、既に宿の予約がなかなか取れないことが分かった…それはそれで、どうやって夜を明かすか楽しみだ。
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