1日のルート
チェックポイント
- 慶佐次ウッパマビーチ ⇒ 民宿 安波(宿泊)
- 距離 36.9km
- 獲得標高 562m
- 合計歩数 48,935歩
活動
慶佐次ウッパマビーチ
2時過ぎに目が覚めた。疲れと睡眠不足がピークに達していたからだとは思うけど、地面に傾きがあっても、頭が高く足が低い状態であれば爆睡できた。テントはびしょびしょ。。。こんな目に遭うなら宿を取ればいいのに、という話だが、今回(特にこのやんばる地方)に関してはまず宿がほとんど無く、あっても高級ホテルって感じ。そして何よりそこまで使えるお金がないのも事実。
今はこの冬に稼いだお金で旅をしているので、より噛みしめながら旅を楽しめている所はある。「旅は不足を楽しむもの」そう考えればなんでも楽しめるんだな。今日は雨に備えてザックの外につけていたものを全部中へ入れて出発。
毎日足首への負荷が強いので、靴紐は一番上の穴に通さないようにしてみた。4時前に出発。
沖縄に来てからたくさんのカタツムリを見てきた。福岡や大分では梅雨の時期、ナメクジしか見なかった気がする。
道路に街灯なんてものは一つも無いので本当に真っ暗ななかを進んでいく。
自動販売機を発見。次どこで買えるかわからないので、水を買っておこう。
暗闇の中を歩いていると目に付くものがないので、頭の中でいろいろ考えてしまう。「旅」と「旅行」の違いをあれこれ考えていたけど、これ!って言えるものは見つからず、結局調べてしまった。調べれば調べるほどいろいろな考え方があるのでよくわからくなってきた。。。下記はいろいろな角度で、「旅・旅行・観光」という言葉の定義を調べてまとめてくれているので面白い。
いろいろと考えている内に、こんなに明るくなっていた。1日目にも思ったが、夜は必ず明ける。
2時間歩いたのでひと休憩。その時の調子によって、1時間ないし2時間に1度は休憩を入れないと1日歩き続けられないみたい。
だいぶガスだな。
げっ!!種類はよくわからないが、ハブではないみたい。蛇は苦手だ。。。
朝6時過ぎ、庭の掃除をしているおっちゃんに挨拶したら「歩いて周りよんか?」と話してくれた。沖縄の方言が強いのか、歯が2本しかないからなのか、どちらか定かではないが8割何を言っているのかわからなかった。ちょうど僕が外国人と英語ででお話しするときと同じくらいの理解だ。バスケの服を着ていたので、それについて尋ねると小さい頃からの体力自慢が止まらなかった。100m12秒で走るって、かなりの実力だよな。だいぶ足止め食らったが、代わりにめちゃくちゃ元気をもらった。おっちゃんありがとう、更に握手して力をもらい北を目指す。
山登りしているくらい。考えてみれば、平地でこんなにガスがかる体験ってあまりしないな。
やはりイボイモリで間違いないだろう。やんばる地方の道路はイボイモリだらけ。
山の駅 たかえ特産品直売所
8時前、明るくなったのに車は全く通らない。ちょうど8時に売店が開店。
安心感ある空間。東京から来ているおばちゃんとたくさんお話しをした。
良質なサーターアンダギーを求めて歩き回っているが、このタイプはどこに行っても売っている。せっかくなので買ってみよう。
既に6時間起きているので腹が減る。このサーターアンダギーは予想通りまずまずかな。那覇からツーリングできていたおっちゃんとお話しした。いつもならツーリングのバイクが20-30台駐まっているが今日は雨だからなぁ。もしかしたらヤンバルクイナが見られるかも知れないよって教えてくれた。国指定の天然記念物、楽しみ。
歩き出すとすぐに雨。昨日から覚悟しているので雨もそんなに苦痛ではない。ありがたいことに5分ほどで止んでくれた。
だいぶ降ったなぁ。
すれ違いのバイクが手を振ってくれた。もしかしてさっきお話ししたおっちゃんかな?知らない人と一瞬のコンタクトを取るのって面白い。
東村を抜け国頭村へ突入。
今雨具を脱いだのに、また降り出したか。降ったり止んだりの繰り返し。
本当に車も人も通らないし、電波もない。退屈だから、ヤンバルクイナの1匹くらいいないかなー。
やけに暗い、夕方の18時くらいの暗さが広がっている。。。楽天モバイルの通信エリアを確認し、そのエリア内のはずだけど電波は2つ。天気予報もチェックできないので、歩行速度を時速6-7kmへ上げ道の駅を目指す。
やはりやられたーーー。大降りも大降りで、たまらず無人販売の屋根にエスケープした。
5-10分待ったが、雨は少し勢力を落としただけで降り続けている。このまま待ってもいつ雨が弱まるかはわからない。次の道の駅までは歩いて30-40分なので、ここは意を決して速歩きで向かうしかないか。
そもそも道の駅を目指しているのは昼飯をとるためである。今夜の宿が更にその先にあるのだが、素泊まりしかできないというのと、周りにお店が無いので道の駅で食べておくしかなかった。かなり水も浸透してきたので行きまっか。ありがとう無人販売所。
道の駅 やんばるパイナップルの丘 安波
強い雨に打たれながら30分間歩き続けた。ザックは少し穴が空いていることも有り水が浸透していたがギリギリセーフかな。
ちょうど1年前、自転車お遍路で同じような大雨の日道の駅に寄ったときは地元のおばちゃんがすぐにバスタオルを持ってきてくれて中へ入れてくれた。今回、それを望んでいたわけではないがスタッフの人が出てくるわけもなく。「びしょびしょですがこのまま食事を取っても大丈夫ですか?」と聞くと、「いいですよ。」と。
震えながら大盛りカレーを食らった。店を出る頃には、僕が座っていた椅子とその周りに水たまりができた。「すいません、水たまりができちゃいました。申し訳ありません。」と言うと「大丈夫ですよ。」と。まあそもそもびしょびしょで入店を許可してくれただけありがたいことかもしれないな。改めて、お遍路のお接待は(いい意味で)異常な体験ということだとわかった。いつまでもその時の体験に甘んじてはいけないのだ。いい気づきをありがとう。
安波共同店
とりあえず夜の食料を買っておく。売店のお母さんがいろいろ教えてくれた。昔沖縄には方言を話してはいけない「方言札」というものがあった。沖縄の人は日本の本土のことを「内地」と呼ぶ。
民宿 安波
今日は2時過ぎから起きているので、12時過ぎには宿に到着した。
アパートの1室という感じの部屋。広々使わせてもらおう。
まずはびしょ濡れの体を労るためにシャワーを浴び、洗濯をし、友人と電話をし夜までのんびりと過ごした。毎日ひたすら歩き続けていたので、こんな時間からゆっくり過ごしていいのかなって思っちゃうほど。
夜は売店で購入したものを食べた。屋根のありがたさを改めて痛感した。今日はのんびりします。
本日の出費
- 食費 2,495円
- 宿代 3,500円
合計 5,995円
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