11月は福井県の宿で住み込みバイトをさせてもらった。個室寮、家賃光熱費、1日2食、Wi-Fi、全て無料という素晴らしい環境だったが、なかなか生活リズムが作れずにただ時間を浪費してしまう日がとても多かった。
1度負のループに陥ってしまうと「大きな志や目標」無しでは、そこから抜け出すのはなかなか難しい。自分には、「小さな計画」はあったものの、明確な「大きな目標」は見えてこなかったので今月はゆっくり休む期間に当てた。
今月も、総出費・訪れた場所・旅をして得たライフハック・「こんな仕事しています」 の紹介をしていく。
11月の総出費 64,732円
\先月の月報はこちら/
月 \ 項目 | 食費 | ガソリン | 有料道路 | 駐車場 | 公共交通機関 | 風呂 | コインランドリー | 日用消耗品 | 観光地 | アクティビティ(登山) | 自動車保険 | 携帯 | その他 | 合計 |
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2023/11 | 21,549円 | 11,000円 | 0円 | 500円 | 0円 | 1,220円 | 0円 | 0円 | 790円 | 250円 | 6,920円 | 13,619円 | 1,884円 | 64,732円 |
2023/10 | 34,932円 | 35,382円 | 800円 | 500円 | 31,350円 | 7,710円 | 2,200円 | 1,527円 | 3,600円 | 13,730円 | 6,920円 | 13,553円 | 6,348円 | 158,552円 |
2023/09 | 34,031円 | 48,776円 | 22,640円 | 2,150円 | 42,530円 | 6,630円 | 2,100円 | 665円 | 1,150円 | 23,428円 | 11,190円 | 13,597円 | – | 208,887円 |
衣食住が整った拠点を持ち、移動距離が短くなるとこれほどまでに出費を抑えることができる。早速その内訳を確認していく。
食費 21,549円
1日2食付きであったにもかかわらずこの金額になってしまったのは、知り合いとの外食の頻度が要因だ。特にお店でお酒を飲めば、金額は一気に上がってくる。ただ、福井の食を満喫し、旅で出会った方と楽しいひとときを過ごすことができたので特に文句も無い。詳細は以下(人付き合いのためにも「お金」が必要)に記す。
ガソリン 11,000円
11月の 移動距離 1271㎞
9,10月とは打って変わり、固定の住まいがあってバイトをしていたため、移動できる距離も時間も限られてしまった。当然移動しなければ、ガソリン代も抑えられる。
有料道路 0円
なし。
駐車場 500円
街中で飲ませて頂く機会があったのでコインパーキングを利用。
公共交通機関(バス、電車)0円
なし。
風呂 1,220円
個室寮には風呂が有り、加えて大浴場の利用も可能という素晴らしい環境だったので、今月の温泉利用は、知り合いとの登山後に2回行っただけ。
コインランドリー 0円
寮に洗濯機があったため無料。
日用消耗品 0円
なし。
観光地 790円
深田久弥 山の文化館への入場料はJAFの会員証割引で290円(通常350円)。
山へ登る人なら誰しも意識するのが「日本百名山」で、それを選定した深田久弥という人の歴史を知ることができる場所。山登りをする人間にとっては、十分訪れる価値あり。
永平寺への入場料は500円。
自分はそこまで仏教へのこだわりはないが、お遍路を経験したことや、母が曹洞宗だったことなどから、永平寺へ行ってみた。やはり、宗教系の建物は規模がとても大きく、いつもパワーを感じる。
アクティビティ(登山) 250円
本来は年契約の保険に加入するのが望ましいが、費用をケチって毎回単発契約することにしている。今月は登山頻度が少ないこともあって、単発の山岳保険加入を何度も忘れてしまい、1日だけ使用した。自然には勝てないので、「何かあったとき」を想定しての保険加入は必須。
自動車保険 6,920円
毎月の固定費。
携帯・サブスク代 13,619円
毎月の固定費。
その他 1,884円
ハイエースはディーゼル車なので定期的にアドブルーの交換が必要であり、その費用に1,884円。
1都道府県 – 1登山 / 1湧水巡り / その他
- 福井県 – 経ヶ岳(赤兎山)・荒島岳 / 御清水(水舟清水・平成大野屋二階蔵・水の学校・本願清水イトヨの里) / 東尋坊・雄島・芦湯・永平寺
- 石川県 – 白山・富士写ヶ岳 / – / 深田久弥 山の文化館
「旅をして得たライフハック」
仕事中はお金を稼ぐ以外の目的を探す
これまで何度も考えてきたが、仕事をする目的としてまずは、生活のために「お金を稼ぐ」ことが挙げられる。当然である。
ただ、お金や生活費のためだけにバイト・仕事をする毎日だと、空いた時間はだらけてしまい、やりたいことへの意欲も失せてしまうことがある。人生100年×365日 という限りある毎日を「お金を稼ぐためだけの労働時間」で消費するのはもったいないのだ。時間の浪費をしないためにも、その労働時間内でお金以外に得られるものを探し続けることが重要である。
例えば接客の仕事なら「どう声かけをすれば追加注文してもらえるか」トライしながら働くことで、そこでのやりとりは日常生活での会話に活かすことができるだろうし、裏方の清掃や厨房の仕事ならどうすれば効率よく作業を進められるかを考えたりできる。とにかく、人は考えることをやめたときに廃れていくのだろう。労働中の過ごし方の内容を濃くして毎日忙しく感じるくらいが、それ以外の時間も上手く回っていくということはこれまで何度も経験している。
人付き合いのためにも「お金」が必要
旅に出てから、何にどのくらいお金を使ったか把握するために、支出額を毎日メモしてきた。そうすることで、自ずと「ひと月で何にどのくらいお金が必要か」わかってきたのだが、これまではあくまでも自分一人で過ごすときの話。月並みな言葉ではあるが、人は一人では生きていけないので、あらゆる人と関わり、人から学び、刺激を得て生きている。今月は丸1ヶ月福井に滞在したので、人との関わりが多くなったのだが、人と付き合うのにも当然お金が必要になる。
極端に言うと、人付き合いなんてその場で同じ時間を共有できればいいだけなので、よほど共通の趣味がなければ「一緒にご飯を食べに行って話す」というのが基本となる。ごはんを食べに行けば「ランチ代・飲み代」は必ずかかってしまうけれど、人付き合いにお金を惜しみたくはない。そこで、一人の時の食費を如何に抑えられるかが大事で、もっというと、付き合う必要のない人との食事は行かなくていい。行かない方がいい。時間とお金の無駄。
無理矢理に継続する必要はない
これまでやってきた水巡りが最近億劫になってきている。というか正確には、飲んだ水の記録投稿をするのが面倒になっている。旅を始める際に「水巡りをしたらそこの水の味の確認をして、記録として投稿する」と決めてしまったので、決めたことはやらないといけないという軽い強迫観念ぽいものに駆られている。
だけど、当然これって誰か他人のためなんかでは無く、自分が自分のために勝手に決めたこと。その時の環境や人との関わり方で人間の考え方なんてコロコロ変わるのは当然である。なので、無理して水巡りをしなくても良いし、水巡りをするだけして記録投稿をしなければ良いだけの話。他人を巻き込んでいないことであれば、1度決めたことにこだわる必要なんて全くない。同時に、1度決めたことを継続することの偉大さを再確認した。
腕時計をつけて生活リズムを律する
記事の冒頭でも記述したように、11月はなかなか生活リズムを作れずにただ時間を浪費してしまう日が多かった。その要因としては、もともと部屋での作業は向いていないとわかっていたにもかかわらず外に出なかったこと、住み込みバイトが半日だけしかなく空き時間にゆとりがあると思っていたこと、などが挙げられる。
そんな状態から脱するべく、11月下旬から取った行動が部屋に居ても朝から腕時計をつけるということ。何もしていない時ほど時間の経過なんてあっという間で、「SNSのショート動画をスワイプしていただけで30分を無駄にした」なんてことは誰しも経験あるだろう(先月の月報にも同じようなことを記載した)。とにかくすぐに時間を把握できることが大事なんだけど、スマホ画面の時計では全くよろしくない。時間確認のためにスマホを触れば、そのまま無意識にロックを解除してアプリを開いてしまうことなんてザラにある。だらだらスマホいじり生活とは決別をし、自分の時間を有意義に使うべし。
文の途中で書くのを止める
友人から教えてもらった「効率よく文章を書き続けるための必殺技」は、アメリカの小説家であるアーネスト・ヘミングウェイ(1899年~1961年)の言葉だった。検索しても英語の原稿が見つからないので引用できないが、1958年のインタビューでの言葉らしい。
何かキッパリひと作業を終えて、ふーっと一息つきたい気持ちになるのが普通だが、それをしてしまうと次の作業への腰がどんどん重くなる。そう考えると、何か作業をしている途中で中断しなければいけない状況になれば「早く再開したい」と考えるのも納得がいく。その心理を利用した素晴らしい考え方だと思うので、今後利用してみることにする。
早めに海外へ
9月の月報では「今後は都会へ」というタイトルで、旅を終えた後には東京ないし大阪で都会の中でもまれる経験をしておきたい旨を残している。しかしこの3ヶ月間、日本を旅して感じることは、良くも悪くもどこへ行っても日本なのだ。治安は良いし、人は温かいし、大きく生活に困ることはないという環境ばかり。まだ行きたい国やどんな方法(留学なのか、ワーキングホリデーなのか、JICAなのか等)で海外へ行くのかなど、具体的なことは全く考えていないが、早く日本一周を終わらせて海外へ行ってみたいと思う。
「こんな仕事しています。」
大手コンビニの社員
一緒に登山をした35歳の男性。
コンビニは店舗内での仕事は想像が付きやすいが、社員で営業職となるとなかなかイメージが尽きづらい。実際には、エリアマネージャーとして複数の店舗を担当し、毎週その店舗を周って店舗への提案をしているとのこと。ちなみにコンビニの店舗って、ほぼほぼがフランチャイズ店らしい。10月の月報でも北海道にたくさんの店舗があるセイコーマートのことを触れているが、コンビニ業界を知っている人からしても、セイコーマートの物流や店舗内で作られる総菜は凄いみたい。
書道家
居酒屋で隣だった40代くらいの男性。
昼間と夜間はコンビニの店員を掛け持ちしており、空いた時間で書道家として活動している。街の路上でお客さんからの好きな言葉を書いたり、知り合いの居酒屋でも活動されている。1週間のスケジュールを見せてもらったときに「17:00~18:00 SNS更新」というメモが有り、とてもマメな方なのだろうと思った。
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