【日本一周月報 10月】朗報!お金貯めなくても日本一周開始できるってよ!

10月上旬まで北海道へ滞在し、中旬~下旬は関東を周回した。

毎晩寝る前に自分がその日に使った金額の詳細を見返していくと、低コストで暮らしていく術が見えてくる。それと同時に、現地の方々と気さくにお話しをすると、応援してくれたり助けてくれることもある。困ったときに助けてくれる、そんな優しい人間が世の中にはたくさんいるので、日本も捨てたもんじゃないと思えた。9-10月はしこたま山登りをしたので、11月からは宿で住み込みのバイトを予定している。

こんな経緯で「朗報!お金貯めなくても日本一周開始できるってよ!」というタイトルにしてみた。※日本一周中はバイトや仕事をしたくないという人は、勘違いしないようにしていただきたい。

今月も、総出費・訪れた場所・旅をして得たライフハック・「こんな仕事しています」 の紹介をしていく。

目次

10月の総出費 158,552円

\先月の月報はこちら

スクロールできます
月 \ 項目食費ガソリン有料道路駐車場公共交通機関風呂コインランドリー日用消耗品観光地アクティビティ(登山)自動車保険携帯その他合計
2023/1034,932円35,382円800円500円31,350円7,710円2,200円1,527円3,600円13,730円6,920円13,553円6,348円158,552円
2023/0934,031円48,776円22,640円2,150円42,530円6,630円2,100円665円1,150円23,428円11,190円13,597円208,887円
※国民健康保険、国民年金は除外

10月からは本格的に自炊に取り組んでみた。2人以上で暮らしていれば、もっとお得になるのだろうけど、それでも腹一杯食べられてこの値段に抑えることができているのでよしとする。

食費 34,932円

今月は、先月のように実家に滞在したり人の家に泊まったりはしていないが、ほぼ同じ費用で生活できた。

「とにかく米で腹を太らせる作戦」が功を奏したのだろう。朝起きて米を1.25合炊き、朝食と昼食のおにぎりを作る。夜は夜で1.25炊きそれを完食する。これを毎日続けることで格段と食費を抑えられる。詳細は以下(スーパーは庶民の味方)に記す。

ガソリン 35,382円

10月の 移動距離 3190㎞

先月よりはガソリンの価格自体も若干落ち着いていることも影響。

有料道路 800円

神奈川県川崎市 – 千葉県木更津市 を結ぶ東京湾アクアラインを利用。

駐車場 500円

街中で飲ませて頂く機会があったのでコインパーキングを利用。

公共交通機関(バス、電車、フェリー)31,350円

北海道から茨城までのフェリー代。

風呂 7,710円

北海道では店舗が少なく難しかったが、関東を周る際には快活クラブを6回利用できた。涼しくなってきたので、風呂の頻度を減らせばもう少し費用を抑えられたが、登山をした日はどうしても風呂に入りたかったのでこの金額になった。

コインランドリー 2,200円

今月もコインランドリーを使用したのは2度のみ。下着さえ多めに準備しておけばこんなもんでいけるみたい。ちなみに、登山後の汗びっしょりのウェアを放置して置くわけには行かないので、公園の水道を使わせてもらい手洗いしていた。速乾性に富んでいるので、風呂に入っている間に外で干しておくだけで夕方には乾いていた。

日用消耗品 1,527円

カセットコンロ、散髪代。

観光地 3,600円

摩周バスサウナ 2時間3300円

水汲み場で出会った方がサウナ好きで話が盛り上がり、僕はサウナは好きだが本格的なサウナは経験したことがないことを伝えると「これからバスサウナに行く」とのこと。こんな機会滅多に無いと思い、一緒に行かせてもらった。経験にお金を使うとはまさにこのことで、そのために日頃の生活費で削れるところを削っておく。結局この後、飲みに連れて行っていただいた。大感謝。

忍野八海「底抜池」300円

底抜池見学の際は、「榛の木林」資料館の入場料がかかるということで300円を払い入場したが、入らなくても良かったかも。。。資料館には忍野八海の歴史がわかると思っていたけど、その内容は見つからず。(もしかしたら2階にあったかもしれないが、もう諦めて出た。)

アクティビティ(登山) 13,730円

先月の後立山連峰テント泊にて、2日目の夜に暴風が吹きテントのポールがやられてしまった。この修理代で10780円。経験代。

あとは駐車場代や入山料や保険代。連日の熊からの襲撃ニュースを見る度に、先月奮発して熊スプレーを購入して良かったと思っている。

自動車保険 6,920円

毎月の固定費。今月から保険料が下がった。

携帯・サブスク代 13,553円

毎月の固定費。

その他 6,348円

有料アプリ、パソコンのウイルスバスターの更新料、履歴書。

年末以降のバイトに応募すると履歴書を送るよう言われた。これだけ電子機器が普及しても、履歴書は紙媒体なんだな。

1都道府県 – 1登山 / 1湧水巡り / その他

眺望抜群の「斜里岳」
神秘的な「神の小池」

「旅をして得たライフハック」

日常から離れ、旅をしている今。

普段とは違う環境だからこそ、普段とは違う視点で考え、気がつくことがたくさんある。
それらは、今後生きていく上でおおいに役に立つはずだ。

そんな、旅をして得たライフハックを記録する。

「北海道」旅行を強くオススメする

旅を初めてまだ十数県しか周っていないが、既に「北海道」を超えてくる県が現れない気がする。。。これは長い間北海道とは真反対の九州に居たということも要因なのかもしれない。それにしても、北海道は異国の地感が強く、普通のスーパーに売っている大手企業の商品も”北海道限定”がたくさん存在する。

なかでもセイコーマートの「北海道ポテトのフライ」は一押しで、13日滞在して9回購入して食べたほど。あとは、車で道路を走っていて、5匹くらいキタキツネを見かけた。鹿は腐るほど居る。山で会うエゾシマリスはとても可愛い。登山に関しても、どの山も素晴らしかった。山に登る度に、地元のオススメ山を聞いていたのだが、山が多すぎて今回では全く消化しきれなかった。登山の有無にかかわらず、また何度でも訪れたい土地だった。

スーパーは庶民の味方

当たり前の話だが、コンビニよりもスーパーで買い物をする方が遙かに安く済む。にもかかわらず、コンビニで買い食いする人が多いのは、スーパーは店内が広いので欲しいものを見つけ出し購入するまで手間がかかる、現在地から探せばすぐにコンビニが見つかる、という理由がほとんどではないか。どちらも時間が惜しい人たちに当てはまり、お金で時間を買っているのだろう。

ということで、逆に「お金は惜しいけど時間はある」人間にとってはスーパーに行くしかない。商品の値段に多少の差はあるとしても、少し大きめの店舗に行けば、たいてい電子レンジは置いてあるし、休憩スペースがあればラッキー。そこで購入した惣菜と一緒に、朝握ったおにぎりも温めてしまえば、2~300円でお腹いっぱいの昼食にありつける。

秋になれば車中泊での冷蔵庫はいらない

前半は北海道に居たということもあり、10月に入って気温が一気にさがってきた。それと同時に車内の温度も下がり、冷え込んだ日の朝は5℃前後になることもあった。そうすると、あまり電気を使わず冷蔵庫の低温維持が可能になってくる。数日雨が続いた時に、節電目的で冷蔵庫の電源を切り、代わりにスーパーで持ち帰ることのできる保冷用の氷で低温維持をすることにしたのだが、これが思っていた以上に機能した。(ここでもスーパーは庶民の味方。)

真夏は車内の温度が50℃を超すこともザラにあるので、氷で保冷をしてもすぐに溶けて入れ替える手間が多くなる。ということで、涼しくなってきた10月以降に車中泊をするなら、もはや車載冷蔵庫は必要なく、クーラーボックスで十分だろう。

SNSに使われずに、上手く利用する

最近は、デジタルデトックスという言葉をよく耳にし、誰しもスマホ依存に陥っていることが問題とされている。

いろいろ考えてみると、自分の場合はLINEの通知や、知り合いのインスタが気になって仕方なく、無意識にそれらのアプリを開くのが多いことに気がついた。これらの単純明快な解決策は、アプリを消すことだがそれは現実的ではない。それなら、通知を切ってしまえば良いだけの話だ。

Instagramを上手く利用するためのポイントは、自分の趣味や欲しい情報を見るためのアカウントは使ってOK。そして、知り合いをフォローしているアカウントはログアウトすべし。よくよく考えてみれば、近い知り合いが今どこで何しているかなんていうのは、今その瞬間の自分にとってはどうでもいい情報で、久々に再会したときに「実はこんなことあんなことをしていた」と話をする方が数倍楽しいはず。

「ログアウトしていたらDMが届いていても確認できない。。」とか考える人もいるかも知れない。よっぽどの人気者か、Instagramしか連絡手段がない人なら当てはまるが、自分が思っているよりも、他人は自分に興味がないというのが現実で、たいていの人間は心配しなくて良い。実際に、LINE、メール、Instagramまで全てのSNSの通知を切ったが困ることは一切無かった。

現地のことは”現地の人”に尋ねる

当然のことのように思えるかもしれないが、これが意外と重要。今の時代、電波さえ届けば、いつでもどこでも自分の欲しい情報を手に入れることができる。「わからないことはまず自分で調べる」というのが基本中の基本であり、たいていはこの時点で問題解決してしまうのだが、それでも欲しい情報が手に入らない時(欲しい情報は見つかったが理解できない時)は、専門の書籍を見たり、専門家に聞いたりするしかない。

つまり現地のことを知りたければ、現地に住む専門家に直接話しかければいい。それだけの話なのに、これができない人の多くは、「話しかけるのが恥ずかしい」と思っているのだろう。それはもはや勘違いで、人間の数ってとてつもなく、もう今後会わない人がほとんど、更に上記項目と被るが「自分が思っているよりも、他人は自分に興味がない」ので、何も気にせず話しかけ必要な情報を得るべき。

困っている時は必ず誰かが助けてくれる

4月に行ったお遍路でも同じようなことを感じたが、今月は特にそう思うことが多かった。登山で会った方々はもちろん、道の駅や観光スポットに行っても、九州のナンバープレートを見て話しかけてくれたりする人は意外と居る。ただ、話しかけられ待ちという状態ではほぼチャンスはやってこず、かなりこちらから話しかけまくっている。

話が始まってしまえば、今の自分の状況(節約しながら日本中の山を登っている)を説明しつつ、聞きたいこと(近場のおすすめ山・温泉・観光地や、その人がなぜそこに来たのか)をたくさん投げかける。これは機械的に行うのではなく、本当に自分自身が興味のある事を聞いていくことで、自然と会話は成立する。そうするとありがたいことに、「頑張ってね」と果物やお菓子を頂けたり、中にはご飯に連れて行ってもらうこともあった。もちろん、それ目当てでいろいろな人に話しかけているわけではないのだが、幸運にも優しい方々と巡り会えている。「何かを与えよう」としてくれたその気持ちがありがたい。人間の優しさも捨てたもんじゃない。

恩返しは「直接」しなくても良い

出会った方々に良くしていただくことが多いので、「自分も何か返さなければ」と思い、その場で自分ができることを日々考えたりもした。ないこともないが、無理に恩返しのためにやるのもどうかと思うことばかり。

登山中、山頂でおばあちゃんが意識を失い転倒し、一番近くに僕らが居たので体が勝手に動き対応した。僕も一緒に登っていた同級生も医療職を経験していたため、そこまでパニックにならずに対応できた。おばあちゃんからは「本当にありがとう」と言ってもらった。別に見返りを求める気もないし、なんなら普段いろんな人に良くしてもらっているから、こんなの当然のことだと思えた。思うことができた。

人から何かをしてもらえば、自分も人に何かをしよう」と思うようになるはず。そうして人から人へと循環していけば、恩返しは「直接」しなくてもいいことも納得がいく。

生きているだけですごいこと

車移動中に思わず目に入り駐車して取った看板。「生きること」についてちょうどnoteにまとめたところだったので、とても沁みた。何言ってるの?と思う人もいるかもしれないが、そういう人は逆に幸せ者だと思う。

ランキングに参加しています。投票して頂けると幸いです、よろしくお願いします。

「こんな仕事しています。」

何気なく生活しているだけでは世の中に溢れている仕事の内容を知ることができない。世の中の仕事を知らなければ、今後自分のやりたい仕事の選択肢は一向に広がらない。かと言って、ネットであらゆる仕事や職業を調べてみてもあまりパッとしないのが事実。

これらを改善するためには、直接自分で見たり聞いたり体験するしかない。今後、自分がやりたいこと、就きたい仕事を模索するために新たに知った仕事・職業をここに残していく。題して「こんな仕事しています。

どんな仕事があるか知りたい人、就職転職を考えている人にも、ぜひ参考にしていただきたい。

ボーリング調査

湧水の水汲み場でお話しし、その後飲みにまで連れて行ってくれた39歳の男性。

昔は大阪でアパレル業をしており、数年前に北海道に戻り実家の農家(米作り)とボーリングの手伝いをしている。飲みの場で聞いた話なので、仕事の詳細はあまり覚えていない、、、がハッキリ覚えているのは、北海道の稲作ではビニールハウスを用いるということ。これまで自分の中で「ビニールハウスで米を育てる」概念がなく、「北海道という寒い場所の”地域柄”なのか」とも思ったが、九州で農業をしている人に確認してみると、苗の段階では寒さから守るためにビニールハウスで育てているらしい。世の中自分の知らないことだらけなんだな。

植物調査

下山中に遭遇した方々。

登山道でキノコの採取をしており、いろいろ聞いてみたがあまりはっきり答えてはくれなかった。ただ、被っていた帽子に「環境省」の文字があったので、怪しいことをしているわけではなくその地のキノコの調査をしていたのだろう。

建築関係の現場仕事

登山でお話しした50代くらいの男性。

やはり建築現場の仕事は、そこの建物ができればまた次の現場へ移らなければいけないので、わりと短いスパンでの異動が多い。もちろん会社や組織によって移動するタイミングや範囲等は異なるが、「登山」や「温泉巡り」などなど各地で楽しめる趣味があるとかなり満喫できるだろう。

カメラマン

湧水でお話しした札幌に住む75歳の男性。

40代までテレビ局のカメラマンとして勤めたが、管理職になり現場仕事が減っていったことに面白みを感じず退職。その後はフリーで25年間撮影の依頼を受けていた。

キー局が北海道に撮影で来た時に仕事を頼まれたり、映画やドラマで使う登山のワンシーンの撮影に行ったりした。雪山の撮影などは、カメラマンの足跡をつけてはいけないので、遠回りかつ先回りをしたりと体力的にもハード。また、今はドローンがあって便利だが、ドローン撮影になるとスタッフやカメラマンが映るわけにはいかないので、見えないところまで移動しなければいけず、ドローンはドローンで大変らしい。

歯科医師

登山でお話しした福島に住む38歳の男性。

木曜日と日曜日が固定休で、その休みを利用してあちこち山に登っているが登山にはまったのはまだ2ヶ月前らしい。それまでは、バイク、ジェット、スノボ、バックカントリー、船舶、と実に多趣味な方である。個人の歯医者さんって1つの歯医者に歯科医師は1人だから自由に動きづらいイメージがあったのだが、こちらは歯科医師2人でやっているらしく、割と融通は利きやすいみたい。

ちなみにここだけの話、開業資金は1億3千万円だったらしい。。。

バーの店員

登山でお話ししたアメリカ人の22歳の男性。

大学を卒業して、3ヶ月前に日本に来た彼は、現在渋谷でシェアハウスをしてバーで働いている。1番疑問に思ったことは、彼は日本語を全く話せないということ。外国人専用のバーみたいなところで働いているのかな。いずれにしても、言語の壁ってそんなに高くないのかもしれない。

介護施設の理事長

大学時代の先生、50代女性。

現在は介護士になる日本人の数がかなり少なく、外国人に頼るしかないらしい。インドネシアやマレーシアから日本へやってきた人たちが、日本語の勉強と介護士の資格の勉強を並行しており、先生はその授業を行ったりもするらしい。月に1度北海道、半年に1度海外へ出張しているらしく、個人的には理想的な働き方。

畳屋

登山でよくしてくれた70代の男性。

大正時代から続く畳屋さん、現在で5代目らしい。日本の生活様式として、和式から洋式が増えてきているので、特に最近は畳の受注が減ってきているとのこと。そんななかでも、個人の店がここまで続くっていうのは改めて凄いことだと痛感する。

助産師

一緒に登山した同級生の女性。

仕事内容はなんとなく想像できるが、「出産手当」があるのには驚いた。2交代制の勤務で、その病棟内で出産があると、出産時間に勤務している助産師に手当が支給されるらしい。ただ、夜勤で勤務時間を過ぎて出産があった場合でも、手当が支給されるのは朝勤の助産師なので、退勤時間ギリギリで出産があっている場合は「産まれて!」と思う気持ちも理解できる。どこの病院もこの手当があるのかは不明。

MR(医薬情報担当者)

登山でお話しした40代くらいの男性。MRという言葉は初めて聞いたので調べてみた。

美容師

登山でお話しした39歳の女性。

よく耳にするAGA:AndrogeneticAlopecia(男性ホルモン型脱毛症)についてたくさん教えてくれた。一般的には母型の父が遺伝するらしい。サザエさんでいうと、タラちゃんは将来的に波平のような禿げ方をするかも。このように、普段なんとなく知っているもので例えて話をしてくれると興味関心が湧きやすい。

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