ようやく以前から計画していた日本一周がスタート。ただ単に日本中の観光地を周っても仕方がないので、、、
- 1都道府県1登山
- 1都道府県1湧水巡り
- 知らない仕事に触れる(出会った人から話を聞いたり各地でバイトをしたり)
今の自分にとって興味関心の高い3つを旅の目的とした。そして、このような形で振り返りの機会を毎月設けることで、惰性で周ることがないよう自分なりに意味のある旅にしたい所存だ。
今月は、総出費・訪れた場所・旅をして得たライフハック・「こんな仕事しています」 の紹介をしていく。
9月の総出費 208,887円
基本的には車で寝泊まりをし、水は湧水を汲んで生活しているので「メインは食費、移動(ガソリン)費、風呂代になるだろう」と思っていたが、実際に使ったお金をメモしながら生活してみると意外なところにお金がかかっているのがわかる。
\車で寝泊まりができるようになるまでの過程はこちら/
月 \ 項目 | 食費 | ガソリン | 有料道路 | 駐車場 | 公共交通機関 | 風呂 | コインランドリー | 日用消耗品 | 観光地 | アクティビティ(登山) | 自動車保険 | 携帯 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023/09 | 34,031円 | 48,776円 | 22,640円 | 2,150円 | 42,530円 | 6,630円 | 2,100円 | 665円 | 1,150円 | 23,428円 | 11,190円 | 13,597円 | – | 208,887円 |
想定とは別のところ、特に、アクティビティ(登山)にお金がかかっている。この夏、「富士山」と「北アルプス」に行ったのだが、両者とも夏は登山者が多く登山道の整備や物資の輸送にお金がかかるため、山荘の宿泊代やテント場代、水代などが高い。山に登らない人から「登山はただで楽しめるからいいね」とよく言われることがあるけど、遠征代に道具代、そして山の中でもお金がかかるのでそんなことは全くない。
食費 34,031円
当初の想定よりも安く済んだ。これは、スタート時点で食料を買い込んでいたこと、3日程度友人の家に泊まらせてもらい食べさせてもらったこと、数日実家に居たことが要因だろう。今後は1日1000~1500円と仮定して、40000円程度に抑えていきたい。
ガソリン 48,776円
9月の 移動距離 4403㎞
移動距離自体がかなり長いのでガソリン代もそれなりになっている。それにしても、思っていた以上に北海道内移動でのガソリンの減りが早く、北海道の広さを実感している。
有料道路 22,640円
基本的に高速道路を使うつもりはないが、スケジュールの都合的に致し方なく使用した。また、下道であっても北九州-下関は160円払って「関門トンネル」を通らなければならない。
駐車場 2,150円
無料で水を汲める湧水スポットでも有名な観光地となっていれば、駐車料金がかかる。他に、友人宅に泊まった際にコインパーキングを利用した。
公共交通機関(バス、電車、フェリー)42,530円
ハイエースは全長が4695mm~5380mmと長く、車をフェリーに乗せる際には全長が長い分お金がかかる。京都から北海道までのフェリー代が35,900円だった。
風呂 6,630円
「山登りが盛んな地域には温泉も多く安い」これは完全に勝手な思い込みだった。自分のリサーチ不足もあるけど、だいたい(銭湯でも温泉でも)600~700円はする。登山の縦走をした時も丸2日は風呂に入ることができていないことを踏まえ、風呂代を安く済ませるために1日もしくは2日おきに風呂に入ることにした。
途中で快活クラブの快適さに気が付いた。シャワーが使えてソフトドリンクが飲み放題。30~40分の滞在で300円前後。逆にいいの?という感じで、今後も利用させていただくが当然、田舎の町に快活クラブはないので場所を考慮しながらになる。
コインランドリー 2,100円
友人宅や実家で洗濯機を使えたので、コインランドリーを使用したのは2度のみ。抗菌消臭仕様の洗濯乾燥を選択したのでかなり高かったが、仕上がりは良かった。
日用消耗品 665円
トムラウシ短縮コースの登山口は既にトイレが使用できない状態だったため、あらかじめ持っていた携帯トイレを使用した。今後も公共トイレが使用できない状況に遭遇しそうなので、追加で2つ購入。100円ショップにたいてい売っている。
観光地 1,150円
「針江 生水の郷」はここ数年間1番行きたい場所だった。見学料で1000円を支払ったが、はるかにそれ以上の価値があった。
「高野山 奥の院」では賽銭とロウソク、線香代で150円使用。
アクティビティ(登山) 23,428円
冒頭にも述べたが思った以上に登山でお金がかかっている。詳しい内訳は、トイレ600円、モンベル保険2000円、テント場6000円、飲料1900円、熊対策グッズ(熊スプレーと熊鈴)12428円だ。特に1缶350mlのコーラが500円ということには痺れた。だけど、1日中歩き回ってテント場で絶景を見ながら飲むコーラには、それなりの価値を見出せる。
なかでも極めて高額なのが熊対策グッズ。これは北海道の方から「北海道の山に行くなら必ず持っていた方がいい」と言われたので購入した。もしも熊に遭遇し命を危険にさらしたときのことを考えると安いと思うしかない。
自動車保険 11,190円
毎月の固定費。
携帯・サブスク代 13,597円
毎月の固定費。
その他 0円
なし。
1都道府県 – 1登山 / 1湧水巡り / その他
- 山梨県 – 富士山 / 八ヶ岳南麓高原湧水群(三分一湧水・大滝湧水)
- 静岡県 – 愛鷹山 / 柿田川湧水群・雷井戸
- 長野県 – 後立山連峰 / 大王わさび農場・安曇野わさび田湧水群
- 岐阜県 – / モネの池(名もなき池)・長寿水
- 滋賀県 – / 針江 生水の郷
- 和歌山県 – 生石ヶ峰 / 三井水 / 高野山(奥の院)
- 鳥取県 – 大山 /本宮の泉
- 北海道 – 羊蹄山・トムラウシ山 / 羊蹄山の湧き水・羊蹄のふきだし湧水 / ファーム富田
「旅をして得たライフハック」
車移動の際はラジオを活用
車での移動は、自分のタイミングで動けること、移動費を安く済ませられることなどがメリットとして挙げられる。一方でデメリットは、駐車場代がかかったり駐車する場所が限られる。特に「移動中は運転をしなければいけない」ので、大半の時間を「運転」だけに費やさなければいけないのが最大のデメリットだろう。
そうなると、音楽を聴くしかなくなる。2時間程度のドライブなら自分の好きなプレイリストを流しておけば十分だが、5-6時間の移動となるとそうはいかない。そんな時に、地方のラジオを聴く面白さに気が付いた。
名前も顔も知らない地方アナウンサーと地方タレントのトークも意外と聴けるもの。加えて、リクエストで流れる曲は年代からジャンルまで様々なので、意外と気に入るものが多くすぐに自分のプレイリストに追加する。
ちなみに、地方のラジオですごく印象的なトークが流れてきたので残しておく。
「人生一度きり」という当たり前の言葉を毎日繰り返すことが大事ですよね。
図書館は「無料」で利用できる屋根付き建物
車で生活する上で重要なことは「暑さ対策」と「電気の供給」。車で移動している時や、車を停めて目的地を散策している時は問題ないのだが、1日中どこかを周るのも体力気力ともに必要なのでひと休みしたくもなる。車の中で休むのは暑すぎて不可能、かといって店に入ると何かを頼まなければいけないのでお金もかかる。
そんな時、図書館は無料で「暑さ対策」も「電気の供給」も解決してくれる。
とはいえ、それらは図書館の規模にもよる。既に数ヶ所各地の図書館を周ってきたが「町立や市立」よりも「県立」の方が設備は整っているし、「電気の供給」に関しては持ち込みパソコンスペースがあって、かつパソコンのみ充電OKというところが多い。ただそれでも、「無料で利用(座ることが)できる屋根付きの建物」というだけでありがたい存在だ。
“インプットの時間”を集中するなら電波のない場所へ
「フェリーでの移動中に北海道での予定を立てよう」と思っていたが、出港するとスマホの電波はほぼ圏外(キャリアによっては電波が入ったりもするらしいが)。そうなるとネットでの検索は諦めるしかないのだが、フェリーに居る20時間をぼーっと過ごすわけにもいかないので、オフラインで見ることができるスマホのデータを見る、写真の整理をする、持ってき本を読んで時間を過ごした。
普段なら苦手な読書も、このときばかりははかどった。つまり、普段読書が長続きしない理由は「文章を読むのが苦手」なのではなく「文章を読むのに集中ができていない」ことだとわかった。これまでどれだけネット環境(特にSNS)に依存してしまっていたのか、これを痛感できたのは今後の作業効率に良い影響を及ぼすだろう。
「日本一周」はあっという間に達成できる
もちろんその土地で何をするかにもよるが、既に1ヶ月経過した時点で各都道府県を周ることなんて割と一瞬でできることがわかった。「日本一周」って聞こえが良いから、みんな一度は憧れたりやってみたいと思うかもしれない。だけど、本当に目的を持ってやらないと、ただの観光や旅行となり、あっという間に終わってしまう。これは自分への戒めとして、毎日肝に銘じておかなければいけない。
ちなみに、まだ最初の1ヶ月ということもあるが、9月は1ヶ月がとても長く感じた。「同じことの繰り返しだと時間が経つのが早い」これはあながち間違っていない主張かもしれない。そして皆がよく知る月並みな言葉だが、「時間だけは平等に与えられるもの」なので、その時間をどのように過ごすかがその人の幸福度を左右する。
経験を売る
2日間お世話になった方からいただいた言葉。
「売る」というとまずお金のことを考えてしまうので、「共有する」と表現した方がいいかな。これまでしてきた経験・そしてこれからしていく経験をどのように共有していくか。その方法を考えながらも更に経験を積んでいく必要がある。ただ、すぐに共有できる方法がこのようなブログでの発信だと思うので、拙いながら続けてみる。
自分のためだけに生きるには限界がある
学生の頃からだが、特に旅に出る前の数ヶ月は「なぜ自分は生きているのか」を考える時間が長かった。
「自分がどうして生きているのか」と考えることがあるが、それはきっと人(他人)のために生きるのが答えだと思う。もしそうじゃなくてもそう思いたい。
長野にある銭湯の感想ノートに上記のような内容が記されていた。自分もそういう考えにたどり着いているところだったのでとても印象的だった。強いて言うなら「自分のため」に生きるのは「楽しむため」それだけだろう。あとは誰かのために生きる方が幸せだし、ラクだと思う。
今後は都会へ
まだ1ヶ月しか経っていないので考え方は変わるかもしれないけど、旅を終えた後は都会に出ようと思う。九州から離れて、東京ないし大阪で都会の中で揉まれる経験もしておきたい。(田舎の街に行けば人と目が合う。すぐに繋がる。狭すぎる。)
たぶん今後の拠点に関してはころころ変わると思うので、あくまでも今の考えということで残しておく。いずれにしても大事なのは、今後自分は「何をしていきたいか」をじっくり考えること。
「こんな仕事しています。」
初心者向けの船釣りツアー
富士山登山でお話しした20代の男性2人。
釣具やウインドブレーカー、長靴までレンタル完備しており、敷居の高い船釣りを初心者向けに特化している。釣り具の購入の相談にも乗ってくれるみたい。
トライアスロンや自転車レースのメーカー
2日間静岡でお世話になった36歳の男性。
競技人口が多くはないので、メーカー自体の規模も大きいわけではないみたい。その分、雇っている人も少ないので営業から事務、レースやイベントの補助まで幅広い業務を任されていたらしい。その方は会社を退職され、今後は個人事業主としてランニングに関するイベントや店舗を構えて事業を展開していくとのこと。
料理人
北アルプスのテント場で一緒になった60代男性。
動物園の中にあるレストランで調理をしており、上野動物園にも勤めていたみたい。退職後はバイトで、特別養護老人ホームでの料理補助もやったらしい。
都市の公園管理
「針江 生水の郷」の見学で一緒になった30代くらいの女性5人。
公園緑地情報の共有を図るチーム、動植物の専門知識を保護活動などに生かすチーム、これらのチームのコラボを図るチーム、の3チームで都市部の公園と町や人を繋ぐ仕事、会社。「公園管理運営士」という資格は初耳だった。
空調設備の建設現場監督
大阪の友人、同級生。
10月いっぱいで仕上げる現場で、今が1番忙しく月の半分時点で既に70時間の残業時間が付いている。大学卒業して数年たった人間が、長年働いている現場の方々に指示を出すのはなかなか大変らしい。が、職人さんは皆優しく、いろいろ教えてもらいながら仕事ができているみたい。現場は祝日は関係なく仕事らしい。大学院卒業後、就職2年目だが既に手取りで40万は超えているみたい。。。
観葉植物の管理・営業
大阪の友人、同級生。
企業や個人に対して、観葉植物のレンタル?を契約し、定期的に観葉植物のメンテナンスでそこを訪れる。ある程度管轄のエリアがあるので、そこを周っていく順序や日程は自分で決めていく。また、観葉植物のカタログギフトなども扱っており、その営業なども行うみたい。基本土日休み。
町の役所
大山登山で一緒になった40~50代の男性。
業務内容までは聞けていないが、カレンダー通りのお休みがある。ちょうどお会いしたときは、土日月の3連休に、4日ある夏季休暇の1日をくっつけて、土日月火の4連休にしてきたみたい。
高速道路の管理
羊蹄山登山で一緒になった28歳の男性。
おそらくNEXCO東日本とか? 高速道路の管理がメインで、道路の工事を依頼する側。基本的にカレンダー通りの休みがある。ちなみに、高速道路代の社員割引とかはないらしい。
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